こんにちは、しげです。
私は脳梗塞の後、失語症が残りました。
頭の中には、
「これを言いたい」
ということがあります。
でも、
言葉にしようとすると、うまく出てこないことがあります。
「あれ、何て言うんだったかな」
「頭の中にはあるのに、言葉にならない」
「話したいのに、途中で止まってしまう」
そんなもどかしさを、今も感じることがあります。
失語症になる前は、
言葉は自然に出てくるものだと思っていました。
でも今は、
ひとつの言葉を思い出すだけでも、時間がかかることがあります。
その中で、私が取り入れているのが、
意味特徴分析
という練習です。
そして最近は、
ChatGPTも一緒に使いながら、言葉を整理する練習
をしています。
この記事では、失語症の私が、
意味特徴分析+ChatGPT
を使って感じたことを、できるだけやさしくまとめます。
※この記事は私自身の体験談です。失語症の症状やリハビリの進め方には個人差があります。実際に取り入れる場合は、主治医や言語聴覚士などの専門家に相談してください。
意味特徴分析とは?やさしく言うと「言葉の特徴を考える練習」
「意味特徴分析」と聞くと、
少し難しそうに感じるかもしれません。
でも、やることはシンプルです。
ひとつの言葉について、
- 何の仲間か
- どんな形か
- 何に使うか
- どこにあるか
- どんな特徴があるか
を考えていきます。
たとえば、
「りんご」
なら、
- 果物
- 赤い
- 丸い
- 食べる
- 木になる
- 甘い
というように、
その言葉の周りにある特徴を考えます。
言葉そのものを無理に思い出そうとするのではなく、
周りから少しずつ近づいていく。
私には、この考え方がわかりやすく感じました。
最初は「これで本当に意味があるのかな」と思った
正直に言うと、
最初は半信半疑でした。
「りんごの特徴を考えるだけでいいのかな」
「こんな簡単なことで意味があるのかな」
そう思ったこともあります。
でも、続けてみると、
言葉がすぐに出てこなくても、
赤い
丸い
果物
食べる
木になる
と考えているうちに、
少しずつ言葉に近づいていく感覚がありました。
私の場合は、
言葉を正面から思い出そうとして苦しくなるより、周りからゆっくり近づく。
その方が合っていると感じました。
ChatGPTは「頭の整理役」として使う
私は、意味特徴分析にChatGPTも使っています。
たとえば、
りんごの特徴を、60代にもわかるようにやさしく5つ教えてください。
と聞きます。
すると、
- 果物
- 赤や青がある
- 丸い
- 食べる
- 木になる
というように、整理して返してくれます。
私はそれを見ながら、
声に出して読んだり、
短い文章にしてみたりします。
ChatGPTが全部やってくれるというより、
頭の中を整理する手伝いをしてくれる
という感じです。
ひとりで考え続けると疲れることがあります。
そんなとき、
ヒントが1つあるだけでも、
次の言葉を思い出すきっかけになることがあります。
私がやっている意味特徴分析の4ステップ
STEP1|今日の言葉を1つ決める
まず、身近な言葉を1つ選びます。
たとえば、
- りんご
- 時計
- 椅子
- 財布
- スマホ
- テレビ
- コップ
などです。
難しい言葉ではなく、
毎日の生活で使う言葉
から始めます。
最初からたくさんやろうとせず、
今日は1つだけ。
くらいで十分だと思っています。
STEP2|その言葉の特徴を考える
次に、
その言葉について、
- 何の仲間か
- どんな形か
- 何に使うか
- どこにあるか
- いつ使うか
を考えます。
全部出なくても大丈夫です。
例えば「時計」なら、
- 時間を見るもの
- 丸いものもある
- 壁や机にある
- 腕につけるものもある
- 毎日使う
というように考えます。
大切なのは、
正解をたくさん出すことではありません。
1つ出れば十分。
くらいで進めています。
STEP3|思いつかないときはChatGPTに聞く
自分だけで考えていて、
どうしても言葉が浮かばないときは、
ChatGPTに聞きます。
例えば、
時計の特徴を、やさしく5つ教えてください。
と頼みます。
すると、
- 時間を見るもの
- 腕につけるものもある
- 壁にかけるものもある
- 数字や針がある
- 毎日の生活で使う
というように、ヒントを出してくれます。
私はその答えを見ながら、
声に出して読んだり、
「これは知っている」
「これは自分でも言えそう」
と考えたりします。
ChatGPTに全部答えてもらうというより、
思い出すきっかけを作ってもらう
くらいの使い方です。
STEP4|自分の言葉で少し言い直す
ChatGPTの答えを見たら、
そのまま読むだけではなく、
自分の言葉で少し言い直す
ようにしています。
例えば「時計」なら、
「時計は時間を見るものです」
「壁にかかっている時計もあります」
「スマホにも時計があります」
こんな短い文章でも十分です。
大切なのは、
きれいな文章を作ることではありません。
自分で考えて、言葉にしてみること。
短くてもいい。
完璧でなくてもいい。
自分の口や手を使って、
少しずつ言葉にしていきます。
1日1つの言葉でも十分だと思う
失語症のリハビリというと、
「毎日しっかりやらないと」
と思うことがあります。
でも私は、
無理をしないこと
を大切にしています。
今日は「りんご」。
明日は「時計」。
それくらいでもいいと思っています。
体調に波がある日もあります。
疲れている日は、
長くできないこともあります。
だから、
毎日完璧にやるより、できる日に少しやる。
その方が、私には続けやすいです。
大切なのは、
一度にたくさんやることではなく、
続けられる形にすること。
私はそう考えています。
うまくできない日があってもいい
もちろん、
毎日うまくいくわけではありません。
言葉がまったく出てこない日。
途中で嫌になる日。
疲れて何もしたくない日。
そんな日もあります。
でも、
そんな日があってもいい。
と思っています。
焦らない。
人と比べない。
自分のペースで続ける。
私は、この考え方を大切にしています。
できなかった日を気にするより、
またできる日に戻ればいい。
そのくらいで続けています。
言葉の練習が、発信にもつながった
私は今、
ChatGPT・note・X
を使って発信しています。
脳梗塞の後、
右手が思うように動かず、
左手でスマホやパソコンを使うところから始めました。
失語症もあるので、
文章を書くのに時間がかかることがあります。
でも、
ChatGPTに頭の中を整理してもらう。
noteに体験を書く。
Xで短く伝える。
この流れを続けるうちに、
少しずつ自分なりの発信方法ができてきました。
意味特徴分析も、
私にとっては言葉を整理する練習の一つです。
言葉を整理できると、
- noteを書く
- X投稿を作る
- 自分の体験を伝える
といったことにもつながっていると感じています。
失語症のリハビリと発信は、
まったく別のものではなく、
「自分の言葉を取り戻していく」
という意味では、どこかつながっているように感じます。
まとめ|言葉が出てこないときも、少しずつ道を作る
脳梗塞の後、
私は失語症と向き合う毎日になりました。
言葉が出てこないつらさは、
今でもあります。
でも、
意味特徴分析で、
言葉の周りからゆっくり近づく。
ChatGPTで、
頭の中を整理する。
この2つを組み合わせることで、
私なりに続けやすい形ができました。
1日1つの言葉でもいい。
短い時間でもいい。
うまくできない日があってもいい。
私は、
静かに、地味に、少しずつ。
これくらいで続けています。
noteでも体験談を書いています
失語症と向き合いながら、
ChatGPT・note・Xを使って発信してきた体験は、noteにもまとめています。
「言葉が出てこなくてつらい」
「ChatGPTをどう使えばいいかわからない」
そんな方に、少しでも参考になればうれしいです。
