「障害があっても、ITやWebの仕事を目指せるのだろうか?」
「50代・60代からパソコンを学んでも遅くない?」
「右手が動かなくても、Webスキルは身につけられる?」
このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、しげです。
私は2022年に脳梗塞を発症し、右半身麻痺と失語症が残りました。
右手はほとんど動かないため、現在は左手一本でスマートフォンやパソコンを操作しています。
最初は文字を入力するだけでも大変でした。
しかし、音声入力やChatGPTなどのAIを使うことで、少しずつ文章を書けるようになり、今ではnoteやXで情報を発信しています。
そんな私が、障害のある人向けの就労移行支援サービスについて調べる中で知ったのが、atGPジョブトレのIT・Webコースです。
この記事では、atGPジョブトレの特徴や料金、対象者、通所の注意点について、50代・60代の初心者にもわかるように解説します。
なお、私は現時点ではatGPジョブトレを実際に利用したわけではありません。
利用を検討する立場で調べた内容と、右麻痺・左手操作の当事者として感じたことをまとめています。
atGPジョブトレとは?
atGPジョブトレは、障害や病気のある人を対象とした就労移行支援サービスです。
就労移行支援とは、一般企業への就職を目指す人が、仕事に必要な知識やスキルを身につけるための福祉サービスです。
単に就職先を紹介するだけではありません。
就職に向けて、次のような支援を受けられるのが特徴です。
- 生活リズムを整える
- パソコンや仕事のスキルを学ぶ
- 履歴書や職務経歴書を作る
- 面接の練習をする
- 自分の障害について説明する方法を学ぶ
- 就職後も働き続けるための準備をする
障害があると、仕事の能力だけでなく、体調管理や職場での配慮についても考える必要があります。
atGPジョブトレでは、就職することだけではなく、就職後に安定して働き続けることも重視されています。
atGPジョブトレのIT・Webコースとは?
私が特に気になったのが、ITやWebの仕事を目指す人向けのコースです。
IT・Webコースでは、未経験からWeb制作に関する知識やスキルを学べるとされています。
学習内容としては、次のような分野が考えられます。
- Webサイトの基本知識
- Webデザイン
- 画像制作
- HTMLやCSSなどのコーディング
- Webサイトの企画
- パソコンを使った実務練習
- 就職活動に使用する作品づくり
パソコンやWeb制作を初めて学ぶ人にとって、独学は簡単ではありません。
専門用語が多く、途中で何をすればよいのかわからなくなることもあります。
スタッフに相談しながら進められる環境は、初心者にとって大きな安心材料です。
50代・60代からでもITやWebを学べる?
「ITやWebの仕事は若い人向け」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、大切なのは年齢だけではありません。
現在の体調や経験、通所できる頻度、どのような働き方を目指しているかによって、向いている学び方は変わります。
50代・60代には、若い人にはない経験があります。
たとえば、次のような経験です。
- 長く働いてきた社会人経験
- 人との接し方
- 商品やサービスを利用してきた経験
- 家事や介護をしてきた経験
- 病気や障害を乗り越えてきた経験
これらの経験は、Web記事の作成や情報発信にも活用できます。
私も最初からパソコンが得意だったわけではありません。
左手だけで入力するため、作業スピードも速くありません。
それでも、ChatGPTに文章を整えてもらい、noteやXで少しずつ発信を続けてきました。
年齢や操作の速さだけで、最初から諦める必要はないと感じています。
右麻痺で左手しか使えなくても利用できる?
私が一番気になったのは、右半身麻痺があっても学習を続けられるかという点です。
私は右手がほとんど動かないため、パソコン操作は左手だけで行っています。
長時間の入力は疲れやすく、体調によっては言葉が出にくい日もあります。
同じような状況の方は、利用前の相談で次の点を伝えることが重要です。
パソコンを片手で操作していること
マウスやキーボードを片手だけで使う場合、一般的な操作方法では負担が大きくなることがあります。
使用できる入力機器や、作業方法について相談しておく必要があります。
音声入力を利用していること
Windowsの音声入力やスマートフォンの音声入力を使えば、手で入力する量を減らせます。
ただし、周囲の環境によっては音声入力を使いにくい場合もあるため、利用できる場所を確認したほうが安心です。
作業に時間がかかること
片手操作では、両手で操作する人より時間がかかることがあります。
課題の進め方や休憩の取り方について、事前に相談することが大切です。
失語症があること
失語症があると、頭ではわかっていても言葉がすぐに出てこないことがあります。
説明や会話に時間が必要なことを、スタッフに伝えておく必要があります。
障害の状態は一人ひとり違います。
そのため、「右麻痺でも必ず問題なく利用できる」とは言い切れません。
まずは無料相談や見学を利用して、自分に必要な配慮を具体的に相談することが重要です。
atGPジョブトレの対象者は?
就労移行支援は、一般的に障害や病気があり、企業への就職を目指している人が対象になります。
利用を検討できる例としては、次のような人が挙げられます。
- 障害者手帳を持っている人
- 医師の診断を受けている人
- 病気や障害によって働くことに不安がある人
- 就職に向けて生活リズムを整えたい人
- 必要なスキルを身につけてから就職したい人
- 職場で必要な配慮を整理したい人
障害者手帳がない場合でも、医師の診断書や自治体の判断によって利用できる可能性があります。
ただし、利用条件は住んでいる地域や本人の状況によって異なります。
詳しい条件は、atGPジョブトレや住んでいる地域の自治体に確認してください。
atGPジョブトレの利用料金は?
就労移行支援の利用料金は、原則として前年の世帯収入によって決まります。
収入状況によっては、自己負担なしで利用できる場合があります。
一方で、次のような費用は自己負担になる可能性があります。
- 施設までの交通費
- 昼食代
- 自宅で使用するパソコンや通信費
- 学習に必要な個人的な用品
「無料で学べる」と紹介されていても、すべての費用が必ず無料になるとは限りません。
利用前には、月々の自己負担額だけでなく、交通費や昼食代も含めて確認しましょう。
通所できる場所には注意が必要
atGPジョブトレを検討するときに、必ず確認したいのが事業所の場所です。
就労移行支援は、一定の日数を事業所へ通いながら訓練を受ける形が基本です。
そのため、次のような点を確認する必要があります。
- 自宅から無理なく通える距離か
- 電車やバスの乗り換えは多くないか
- 車いすや杖でも移動しやすいか
- エレベーターやバリアフリー設備があるか
- 週に何日通う必要があるか
- 体調が悪い日の対応はどうなるか
- 在宅訓練に対応しているか
私の場合も、週に何度も決まった時間に通所することには不安があります。
右麻痺があると、移動するだけでも体力を使うからです。
学習内容が魅力的でも、通うことで体調を崩してしまっては続きません。
自宅からの距離や通所頻度は、無理をせず現実的に考える必要があります。
就職だけでなく在宅ワークやAI副業にも役立つ?
atGPジョブトレは、基本的には企業への就職を目指すためのサービスです。
そのため、「副業のやり方を直接教えてくれる場所」と考えるのは適切ではありません。
しかし、ITやWebの基礎を身につければ、将来的に在宅ワークや情報発信に応用できる可能性があります。
たとえば、次のような活動です。
Webライティング
インターネット上の記事を書く仕事です。
ChatGPTを使って構成案を作ったり、文章を読みやすく整えたりする方法もあります。
noteでの情報発信
自分の経験や知識を記事にして発信できます。
病気や障害の体験、50代・60代から学び直した経験も、同じ悩みを持つ人にとって価値のある情報になります。
Xでの発信
Xでは、短い文章で自分の経験や学んだことを伝えられます。
毎日長い文章を書く必要はありません。
1日1投稿からでも始められます。
Webサイトやブログの運営
Web制作の基礎がわかると、自分のブログを運営するときにも役立ちます。
記事を作成し、検索から読者を集め、商品やサービスを紹介する方法も学びやすくなります。
ただし、ITスキルを学んだからといって、必ず副業収入が得られるわけではありません。
まずは就職や生活の安定を優先し、そのうえで無理のない範囲で副業を考えることが大切です。
atGPジョブトレのメリット
調べた内容から、私が感じた主なメリットは次のとおりです。
IT・Webの基礎を学べる
独学では挫折しやすいWeb制作を、相談しながら学べる可能性があります。
障害への配慮を相談できる
片手操作や疲れやすさ、失語症など、自分に必要な配慮について相談できます。
就職活動も支援してもらえる
スキルを学ぶだけでなく、応募書類や面接についてもサポートを受けられます。
同じような悩みを持つ人と出会える
一人で悩み続けるのではなく、同じように就職を目指す人と学べる点も安心材料です。
atGPジョブトレの注意点
良い面だけでなく、利用前に確認したい注意点もあります。
すべての地域に事業所があるわけではない
自宅の近くに対象コースがない場合、利用が難しくなる可能性があります。
通所の負担がある
体力や障害の状態によっては、週に複数回通うことが負担になる場合があります。
希望する仕事に必ず就職できるわけではない
訓練を受けても、希望する職種への就職が保証されるわけではありません。
配慮内容は事前に確認が必要
片手操作や音声入力への対応は、事業所の設備や状況によって異なる可能性があります。
見学や相談のときに、実際の学習環境を確認することが大切です。
無料相談や見学で確認したい質問
atGPジョブトレが気になる方は、いきなり利用を決める必要はありません。
まずは相談や見学で、次のような質問をしてみましょう。
- 50代・60代の利用者はいるか
- パソコン初心者でも参加できるか
- 片手だけでパソコンを操作している人への支援実績はあるか
- 音声入力を利用できるか
- 失語症がある場合、説明や面談に時間をかけてもらえるか
- 休憩を取りながら訓練できるか
- 週に何日通う必要があるか
- 在宅訓練に対応しているか
- 利用料金以外に必要な費用はあるか
- どのような職種への就職実績があるか
自分の障害や不安を隠す必要はありません。
できないことを伝えるだけでなく、「この方法ならできる」ということも伝えると、必要な支援を相談しやすくなります。
左手一本で操作する私が感じたこと
私は脳梗塞を発症したあと、「もうパソコンを使った仕事はできない」と思っていました。
右手が動かない。
言葉もうまく出てこない。
文字を入力するだけで疲れてしまう。
以前と同じようにはできない自分に、何度も落ち込みました。
それでも、左手用のマウスや音声入力、ChatGPTを使うことで、少しずつできることが増えてきました。
今ではnoteに記事を書き、Xで発信し、ブログにも挑戦しています。
作業の速さでは、両手を使える人にはかないません。
しかし、速くできないからといって、何もできないわけではありません。
私がatGPジョブトレについて調べて感じたのは、障害がある人にとって、自分に合った方法を一緒に考えてくれる場所の存在は大きいということです。
今すぐ利用するかどうかは、まだ迷っています。
それでも、ITやWebを学ぶ選択肢があると知れたことは、私にとって希望になりました。
まとめ|まずは自分に合う環境か相談してみよう
atGPジョブトレのIT・Webコースは、障害や病気があり、ITやWebの仕事を目指したい人にとって、検討する価値のある選択肢です。
今回のポイントをまとめます。
- 障害のある人向けの就労移行支援サービス
- ITやWeb制作の基礎を学べるコースがある
- 収入状況によっては利用料の自己負担がない場合がある
- 就職活動や就職後の定着も支援してもらえる
- 右麻痺や片手操作への配慮は個別相談が必要
- 事業所の場所や通所頻度を確認する必要がある
- 在宅ワークやAI副業にも応用できる可能性がある
大切なのは、評判や数字だけで決めないことです。
自分の体調や障害の状態、通所できる距離、目指したい働き方を伝えたうえで、続けられる環境かどうかを確認しましょう。
私もこれから、左手一本でできることを少しずつ増やしていきます。
50代・60代からでも、始めるのに遅すぎることはありません。
一度に大きく変えようとせず、できるところから進んでいきましょう。
ChatGPT・note・Xを使ったAI副業を知りたい方へ
私はnoteで、右麻痺と失語症が残ったあと、左手一本でChatGPTやnote、Xを使い始めた経験を発信しています。
「パソコンが苦手でもAIを使えるの?」
「50代・60代からnoteを始められる?」
「無理をせず、自宅でできる副業を探したい」
このように感じている方に向けて、難しい言葉を使わず、私が実際に試してきた方法をまとめています。
就職だけでなく、自分のペースでできるAI副業や情報発信に興味がある方は、ぜひnoteの記事もご覧ください。
▶ しげのnote|50代・60代から始める、やさしいAI副業の記事はこちら
※この記事は、執筆時点で公開されている情報をもとに、利用を検討する立場からまとめたものです。サービス内容、利用条件、料金、事業所、訓練内容は変更される可能性があります。申し込み前に必ず公式サイトや各事業所で最新情報をご確認ください。
